更新日:2022-10-07
2022年10月8日(土)-2023年3月26日(日)入館無料
第五福竜丸展示館では、太平洋での核実験で引き起こされた船員の被ばくやマグロを始めとした魚類の汚染、日本各地で観測された放射能雨、そしてそれらによる健康への不安など、ビキニ事件の広範な影響を伝えてきました。
本展示では、さらに視野を広げ、世界中に遍在する核開発、核実験による被害をとりあげます。広島・長崎への原爆投下以降、各国で取り組まれてきた核兵器の開発は、広範な地域を汚染し環境や人びとに悪影響を与えてきました。いま核兵器を保有するのは193の国連加盟国のうちの9ヵ国で、そのうちの5ヵ国(米・ロ・英・仏・中)は水爆も保有します。現在、世界に存在する核弾頭は12,720発。おこなわれた核実験は2063回(うち大気圏528回、地下1,535回)にのぼります。
核の被害は一見すると私たちの生活から遠く離れたところにあるように感じますが、ヒバクシャは今も生まれ続けています。本展示を通じて、被ばく者の声に想いを傾けていただければ幸いです。
この企画は、40年余にわたり世界各地のヒバクシャを訪ね、取材を重ねてきたフォト・ジャ-ナリスト・豊﨑博光さんの全面的な協力により実現しました。ここに謝意を表します。
会期中、2回にわたりフォトジャーナリストの豊崎博光さんによるギャラリートークを開催しました。トークの内容は展示館YouTubeチャンネルで視聴可能です。
視聴URL https://www.youtube.com/watch?v=q4MlUDUFVxQ
視聴URL https://youtu.be/GPULvUZvdV4
更新日:2021-08-27
2021年秋の年秋の企画展は、核兵器問題と気候変動をテーマにフォトジャーナリストの島田興生さん、プロダイバー・環境活動家の武本匡弘さん撮影の写真と、マーシャル諸島での気候変動の現状と核実験被害をおふたりの言葉で解説するバナー、映像作品などを展示します。
2021年10月1日~2022年3月21日
会期中、島田興生さん、武本匡弘さんによるギャラリートーク(展示解説)をYouTubeで配信します。
◆第1回 島田興生さん https://www.youtube.com/watch?v=hevWWQExXhA
◆第2回 武本匡弘さん https://www.youtube.com/watch?v=JJR66Xspvnw
事前に第五福竜丸展示館のYouTubeチャンネルをチャンネル登録をお願いします。→第五福竜丸展示館チャンネル
『花はどこへ行った』『わたしの、終わらない旅』で枯葉剤や核兵器による放射能汚染に翻弄される人々の姿を追い続けてきた坂田雅子監督の最新作『故郷を追われて』を上映します。大国から押し付けられた核の被害と気候変動に立ち向かうマーシャル諸島の今を映す新しいドキュメンタリーです。
2021年11月21日(日)
13:00, 15:00 の2回上映
参加無料
『故郷を追われて-核被害と温暖化のはざまを生きるマーシャルの人びと』
2021年、30分 監督・坂田雅子
坂田雅子監督 アフタートーク https://www.youtube.com/watch?v=eRP7y-RFPas&t=702s
2022年のつどいは企画展に関連して島田さん、武本さんお二人によるトークイベントを開催します。
http://d5f.org/archives/news/news-417
更新日:2020-09-27
1954年当時、被ばくし入院した乗組員のもとへ、全国からお見舞いや励ましの手紙が届きました。第五福竜丸展示館では、被ばくから半年後に亡くなった久保山愛吉さんとその遺族に宛てられた手紙およそ3000通を所蔵しています。企画展「子どもたちが見たビキニ事件」ではこれらの手紙から約50通をこの時代の背景とともに展示します。
また今回の展示では、新型コロナウイルス感染防止策として展示ケースでの実物展示を取りやめ、垂直に設置したパネルで複製を展示します。
<大好評のうち終了しました ありがとうございました>
期間 9月19日~3月14日
都立第五福竜丸展示館 入館無料